2023年10月05日
積水化、関電ビルにペロブスカイト太陽電池 実装
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は5日、大阪本社が入居する堂島関電ビルに国内初のフィルム型ペロブスカイト太陽電池の取り付けを終えたと発表した。同ビルは現在大規模リニューアル工事を実施中で、完工予定は2025年4月。

 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーの導入が進む中、同社が開発するフィルム型ペロブスカイト太陽電池は、軽量で柔軟という特長があり、シリコン系太陽電池では設置が難しかったビルの外壁などへの設置も可能となる。

 今回設置した堂島関電ビルは、地上12階・地下2階建て。同ビルの最上階の南側壁面に、1平方メートルサイズのパネルを合計48枚取り付けた。今後はさらに発電効果の測定や予測値と実測値の検証に加え、既存建物外壁への設置・施工方法の検討などを行っていく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1696470948.pdf