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CHEMNET TOKYO

2025年01月08日
東北医科薬科大「世帯所得が低いほど受診控える」
【カテゴリー】:大学
【関連企業・団体】:東北大学

 東北医科薬科大学医学部部衛生学・公衆衛生学教室の佐藤倫広講師および東北大学大学院公衆衛生学分野准教授の田淵貴大准教授らの研究グループは8日、「世帯所得が低い高血圧患者はコロナ禍で定期受信を控える」という調査結果を発表した。
 
 同大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野の田淵貴大准教授が主導するJACSIS研究データを基に、2020年~2023年における高血圧患者の世帯所得と定期受診状況との関連を調べた。

 その結果、コロナ禍初期の2020年では、世帯所得が低い患者ほど定期受診を控える傾向が強く、特に女性でその傾向が顕著なことが分かった。本研究は、将来的な公衆衛生上の緊急事態に備えて、世帯所得による医療アクセスの格差を減らすための対策の必要性を示した重要な報告としている。
本研究成果は1月8日「Hypertension Research」に掲載された。





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