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2025年01月27日 |
JACI・セミ「ナノ構造体の構造制御、機能とその応用」 |
【カテゴリー】:案内 【関連企業・団体】:新化学技術推進協会 |
JACI(新化学技術推進協会)は2月28日 15:00 ~ 17:00時、九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の藤川茂紀教授を講師に迎え、「ナノ構造体の構造制御、機能とその応用」と題する講演会を開催する。 地球温暖化対策として、大気中の二酸化炭素(CO2)削減は必須。このためには単に排出を削減するだけでなく、大気から直接CO2を回収する技術(Direct Air Capture, DAC)も必要だ。さまざまなCO2回収技術のうち、一般的に膜分離は、低コストかつ省スペースな回収技術であり、また設置場所の制限が少ないという利点がある。 藤川教授らは、厚み34nm程度しかないにもかかわらず平面サイズが数十cm2以上もある、自立したナノ膜を開発し、従来の数十倍のCO2透過度を実現した。この成果は、新しい炭素資源循環社会への一歩として重要である。講演では、分離膜によるDACを起点とした新しい炭素資源循環社会についても議論する。 |