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2025年01月30日 |
住友化学、欧州農薬事業拡大へ 更なる再編・M&Aも視野 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は30日、連結子会社であるフランスの販売会社 Philagro Holding, S.A.( フィラグロ社 )の全株式を取得したと発表した。また、同じく連結子会社であるスペインの販売会社 Kenogard, S.A.( ケノガード社 ) についても、全株式を取得することについて、他株主と基本合意した。24 年度中に契約締結の予定。 住化は今後、欧州における再編やM&A も視野に入れつつ、グループとの一体運営を強化し、同地域でのさらなる事業拡大を目指す。 欧州は、中南米・アジアに次ぎ、北米を凌ぐ農薬の巨大市場。同地域では厳しい環境規制が強化されており、今後の農業生産を支える柱としてバイオラショナルへの期待が高まっている。住友化学は、環境負荷の低い化学農薬に加えて、バイオラショナルの幅広いラインアップを有することで、同地域における強固なプレゼンスを築いてきた。 住友化学は、販売2社の完全子会社化を機に、欧州におけるフットプリント(自社事業拠点)、ポートフォリオの強化へ向けた取り組みを加速する。また、欧州・中近東・アフリカ地域の農薬事業を統括するSumitomo Chemical Agro Europe, S.A.S.(住化アグロヨーロッパ社)とフィラグロ社の一体運営を進めるとともに、再編やM&Aも視野に、事業のさらなる拡充を図る。また、現在開発中複数の大型殺菌剤などの化学農薬事業およびバイオラショナル事業のシナジー拡大にも取り組み、同地域における農薬関連事業全体で、2030年に現在の2倍以上の売上収益を目指す。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1738209689.pdf |