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2025年02月06日
UBE、山口大と新規複合がん免疫療法 共同研究開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:UBE

 UBEは6日、山口大学大学院 医学系研究科の消化器・腫瘍外科学講座( 永野浩昭教授 )と消化器がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の治療効果を強化する新規複合がん免疫療法の共同研究を開始したと発表した。
 がん細胞周辺の免疫環境(腫瘍微小環境)を「 免疫学的にHotな状態 」に誘導する戦略を構築し、より幅広い患者層での有効性向上を目指す。

■研究の目的と内容
 共同研究では、UBEが有する先端的な化合物と消化器・腫瘍外科学講座が開発してきた本複合免疫製剤の組み合わせにより、消化器がん組織内部へのより多くの免疫細胞浸潤やその活性化の促進を図る。これにより、特定の患者群に限らず、より幅広い患者層で免疫チェックポイント阻害剤が十分な効果を発揮することを目指す。

■期待される成果
 今回共同研究から得られる知見や技術は、これまで治療効果が限定的だった患者にも、より有効な免疫療法を提供できる可能性を広げる。また、基礎研究から臨床応用への橋渡しとして、地域医療の発展や社会全体の健康向上に寄与することが期待される。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1738828380.pdf





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