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2025年02月18日
脱炭素化実現へ「GX2040ビジョン」閣議決定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省は18日、「GX2040ビジョン 脱炭素成長型経済構造移行推進戦略 改訂」を閣議決定したと発表した。
 ロシアによるウクライナ侵略や中東情勢の緊迫化、DX進展などによる電力需要増加の影響など、将来見通しに不安が高まる中、GXに向けた投資の予見可能性を高めるため、長期的な方向性を示した。

 今回決定したGX2040ビジョンは、「GX産業構造」、「GX産業立地」、「トラジションの重要性と世界の脱炭素化への貢献」など8部門構成。この中で産業構造については「革新技術を生かした新なGX事業が次々と生まれ、フルセットのサプライチェーンが脱炭素エネルギーの利用やDXによって高度化された産業構造の実現を目指す」とした。

 また、「今後は脱炭素電力等のクリーンエネルギーを利用した製品・サービスが付加価値を生むGX産業が成長を牽引する」と強調。「目指す産業構造や成長のためにはエネルギー政策と一体となり、エネルギーの安定供給確保、経済成長、脱炭素を同時実現していくことが必要」とし、「そのためにもビジョンで示す方向性に沿って政策の具体化を進めていくことが重要」とした。

 さらに、「世界の脱炭素化への貢献」として、(1)2050年CNに向けた取り組みを各国と協調しながら進めつつ、現実的なトラジションを追求する(2)AZEC等の取り組みを通じて、世界各国の脱炭素化に貢献する、の2点を掲げた。

◆GX2040ビジョンの概要
https://www.meti.go.jp/press/2024/02/20250218004/20250218004-2.pdf





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