住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年04月08日
日本触媒、イオネル新工場設立で北九州市と協定締結
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本触媒

 日本触媒は8日、北九州市との間で7日、LiFSI(リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、製品名:イオネル)新工場設立に関する立地協定を締結したと発表した。
 リチウムイオン電池用電解質イオネルは、EV向け電池の長寿命化、充電時間の短縮、低温環境下の出力向上など、高性能化に寄与する素材として、自動車の電動化が進む中で今後の需要拡大が期待されている。
 日本では蓄電池のサプライチェーン強靭化を目的として、蓄電池の関連部素材の生産基盤の整備が進んでいる。同社も地産地消の事業戦略のもと、イオネルの安定的な供給責任を果たすべく福岡県北九州市に新工場を設立する計画を進めている。
 北九州市は立地的にも物流、ユーティリティ設備の利便性に優れ、災害リスクが低く、自動車・環境関連産業が集積しており、電池材料の事業環境として最適と判断した。
 イオネルの供給体制強化を通して、2050年カーボンニュートラルの達成と持続可能な社会の構築に貢献していく方針だ。





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