住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年04月11日
トクヤマと昭和光学、医療用放射線防護メガネを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:トクヤマ

 トクヤマは昭和光学(本社:東大阪市、西田達生社長)および東北大学との産学連携により、医療用放射線防護メガネを開発したと発表した。昭和光学から「for X-GUARD BieW」として今年7月に発売の予定。
 トクヤマが開発した鉛フリーの放射線防護材料をレンズに使用し、東北大学医学部の監修の下で、昭和光学が製品化した。
 従来の放射線防護メガネは、鉛を使用しているため、廃棄の際には産業廃棄物として処理する必要があった。今回の開発製品は、トクヤマの独自技術を用いて、環境毒性の低いビスマスを高濃度で溶解・硬化させた透明な放射線防護材料を用いているため、通常の廃棄方法で処理できる。
 鉛を使ったメガネと同等の放射線防護性能をもち、衝撃に強いなどの利点も有する。光学的な歪みを防ぐことから装着性が良好で、防曇性、抗菌・抗ウイルス性をも期待できる放射線防護メガネとなる。
 昭和光学は4月11~13日、パシフィコ横浜で開催の「2025国際医療用画像総合展(ITEM2025)の高砂貿易ブース内に試作品を展示する。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744348902.pdf





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