2026年06月11日
日揮と日揮触媒化成が共同で触媒工業協会「技術賞」を受賞
【カテゴリー】:新製品/新技術(行政/団体)
【関連企業・団体】:日揮ホールディングス

日揮と日揮触媒化成は11日、触媒工業協会が主催する2026年技術賞を共同で受賞したと発表した。受賞テーマは「高濃度硝酸根分解触媒および分解プロセス開発」。従来技術では困難であった高濃度硝酸イオンの分解を可能とした点、活性金属をコロイド状に制御する独自の触媒技術を確立した点が評価されたもの。

日本では、原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出して再利用する方針が採られているが、その再処理工程では硝酸を用いた分離・精製が行われている。この過程で発生する放射性の硝酸性廃液は、環境負荷低減の観点から適切な処理が求められていた。

本開発では、パラジウムと銅(Pd-Cu)からなる触媒を用い、高濃度の硝酸イオンを効率的に分解することに成功した。特に、活性金属を2~3 nmのコロイド状にする独自技術で高い分散性と反応性を実現した。この技術は現在、設計段階にあり、今後の社会実装が期待されている。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1781158842.pdf