住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2000年02月29日
オキソアルコール各社、アジア価格一段の引き上げへ
20~30ドル幅、採算是正本格化
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 ノルマルブタノールをはじめとしたオキソアルコールのアジア市況は、原料プロピレンの高騰もあって高止まり状態が続いているが、ここへ来て一段の価格引き上げを図る動きが強まってきている。
 ノルマルブタノール、2エチルヘキシルなどサプライヤー各社では、誘導品であるアクリル酸エステルメーカーに対する中国当局のダンピング提訴などにより、エステル価格上昇が続くと見ており、アルコール価格も引き上げを行いたいとの意向が広がっているもの。
 ノルマルブタノールの中国向け価格はCFR・トン520~540ドル、2エチルヘキシルは620~640ドルが実勢だが、それぞれ20~30ドルアップが相次いで打ち出され始めている。
 オキソアルコール需要は、主力誘導品である可塑剤が中国での活発な引き合いから好調に推移しているが、価格については昨年秋からほぼ横ばいとなっている。こうしたことから各社では、原料高騰による採算悪化を解消、採算是正を目指した交渉を強ていくとしている。





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