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2006年10月11日 |
シノペック茂名石化、新エチレンクラッカー稼動 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) シノペック子会社の茂名石化が広東省茂名市で建設していた年産64万トンのエチレンクラッカーがこのほどスタートし、オンスペックとなった。既存の36万トンと合わせ、合計能力を100万トンとした。 同社は2003年に新クラッカーの建設承認を得て2004年12月に建設を開始した。当初は既存の36万トンエチレンを80万トンに拡張する計画であったが、のちに計画を変更した。 誘導品に関しては、35万トンのHDPE、30万トンのPP、15万トンのブタジェンを既にスタートさせており、BTXを15万トンから46万トンに拡張した。更に25万トンのLDPEを建設中で、2007年第1四半期にスタートさせる。 中国の国家発展改革委員会(NDRC)は、本年3月に第11次5カ年計画における「エチレン工業中長期育成計画」を発表した。エチレン新設の場合、能力は80万トン以上とすることとし、中規模の既存プラントも拡張し、100万トンに近い能力に引き上げることとしている。 これらにより、中国は2010年までに既存プラントの増設と新規計画により 1,060万トンの能力増を行うこととなる。(本年1月スタートの中海シェル計画や着工・承認済みの計画を含む) (既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=18407 ) |