2007年06月05日
天津の石化計画、ポリプロ年産60万トンなど内定 
塩ビ樹脂50万トン、ブタジエン20万トン
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国石油化工集団は天津の濱海新区に建設するエチレン年産100万トン規模の石油化学センターについて、誘導製品の具体的な計画をまとめつつある。
 
 これまでにポリプロピレン年産60万トン、塩化ビニル樹脂50万トン、ブタジエン20万トンなどが内定した。

 同センターのエチレン、プロピレンなどは中国石油化工集団の子会社である天津石化公司が建設、運用するが、誘導製品は技術導入を含め、中国企業や外資企業が参加する見通し。

 ナフサ分解設備は、中国石化集団が中国独自の技術で建設することになっている。

 同計画では渤海湾に近い濱海新区の総面積455平方キロに2009年9月完成目標にエチレン年産100万トンおよび誘導品設備を建設する計画。年間原油処理量1,500万トンの石油精製設備も建設される。

 化学基礎原料320万トン、誘導製品150万トンなどの生産が予定されている。石油化学プロジェクトへの投資金額は268億4,600億元(約5,000億円)を計上している。

(既報)天津の石油化学センターに初の中国技術
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21324

(既報)天津のエチレン100万トン計画動き出す
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